枕崎の概略

 枕崎市は東西12㎞×南北10㎞、人口2万3千余人の都市ですが、全国有数の漁港で賑わう町です。かつおの水揚げ日本第2位、鰹節生産量は質・量ともに日本一です。電照菊では九州第2位。近年紅茶で英国美食コンクール☆☆☆を獲得しています。更に地元の食材をフルに使った「舟人めし」は2012年度「S-1グランプリ」鹿児島大会で優勝し、B-1グランプリにエントリー中です。伝統を継承しながら、新しいものに挑戦し続ける人々の住む“市内全域”の今と昔を訪ねていただくマップです

歴史

  枕崎市は南北朝時代に歴史に登場します。織豊政権時代「近衛信輔卿が、この地に配流され、江戸時代には薩摩鹿篭金山が全国第2位の産金量を誇っていました(現在も鹿児島は産金の95%を菱刈(伊佐市)、春日・岩戸(枕崎)の3鉱山で採掘しています)。江戸時代には薩摩半島南岸で最初で唯一の人口堤防(ガンギ)が築かれ、幕末に西郷さんが奄美大島から戻る時に枕崎に上陸しています。大正時代、近代かつお漁業の父、原 耕氏が枕崎港から遠く赤道を越えて南洋漁場の開拓に雄飛しました。